甘ったれ猫
朝からとにかくベタベタ、片時も離れない。
隙あらば膝によじ登るし、昼寝をすれば腹に乗って張り付き
元々甘えん坊の猫が今日は特に激しい。
元気そうには見えるけれど、ただ甘えているだけに見えるけれど
もしかしたらどこか苦しくて不安なのか、痛みでもあるのか。
夕べ飲んだ薬が何か悪さをしているのか、考えるときりがない。
いや、どう見てもデレデレの顔だよなあ。
私がいつもよりのんびりしているから、安心しているだけなのかもしれないな。
こういう時は本当に言葉が通じない事がじれったい。
「痛い」の一言だけでも話せるようにならないものか…無理だけれど。
この甘ったれが、保護されてうちに来た頃は敵対心の塊で
物陰から通りかかった人間を攻撃しまくっていたなんて
少しでも触らせてくれるようになるまで数年かかったなんて
…どう考えても夢だな、きっと。
